中沢文子の酒場ふらふら

立ち飲み・古典酒場・せんべろ・銀座のバー・ワインバーなど、あらゆる酒場を徘徊し、昼飲みできる酒場、女性一人でも飲める店も紹介。昼飲み、ぬる燗、焼酎割り濃い酒場、下町ハイボール研究。 TVチャンピオン~極み KIWAMI~「せんべろ女王決定戦」に出場。2020年ベクタービールとコラボビール「QPA」を発売し完売。 「わざわざ行きたい神奈川・横浜 酒場巡り」(KADOKAWA)、「白昼堂々!東京極楽酒場」(昭文社ムック)、「名酒場と大衆酒場」(ぴあ)、「日本酒の世界」「ウイスキーの世界」(ぴあ)などのムック、ハッケンジャパンhttps://hakken-japan.com/columns/nakazawafumiko/ 【横浜・野毛】昼飲みにおすすめのお店12選!https://www.jalan.net/news/article/678573/ などに執筆。

2020年07月

亀戸は昼飲みのはしごができるパラダイス!その1つが立ち飲み「ドラム缶 ヤッホー」さん。ドラム缶をテーブルに飲む立ち飲みで、全国展開しています。同じ人が経営しているグループではないので、各店好きな名前を付けられるそうで、酒や料理も決まりがないとうかがいました。料理・酒は短冊や黒板から選ぶスタイルで、キャッシュオンです。

とはいえ、チューハイ150円、サワー200円、ハイボール200円のリーズナブルさはドラム缶の共通レートです!(^^)!

料理も、コロッケ、ハムカツ、春巻、カレールーなど100円~300円中心で、せんべろの代表格!
この日は麻婆豆腐をオーダー。ピリッとしびれるからさでお酒が進みました。

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テイクアウトもok

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緑茶ハイ200円

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麻婆豆腐150円だったか?


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亀戸で朝9時から飲める「さんへ。場所は、酒場が集うストリートではなく、団地の1階にあり、屋外には立ち飲みあります。コロナ禍につき、開店時間が朝10時からさらに1時間前倒しになりました(閉店は17時)。

古民家風の店内は居心地抜群で、気さくなご主人と美しいおかみさんの2人で切り盛り。風通しがいいのもポイントです。

店名通り、そばをメインに、イノシシ、鴨といったジビエ料理が楽しめますが、ぬか漬けにつけたイナダ580円、鴨わさ580円、から揚げグランプリで金賞を受賞した丸丸素揚げ390円、クジラの皮刺など、ほかにはない料理がズラリ!

さらにお酒もビールはサッポロ赤星、だるまハイボール480円、ライムで割ったフックなど、ユニークなものばかりで、ご主人の創作力が光ります。なかでもだるまハイボールはウイスキーのだるまがグラスの半分入った危険な酒ですが、好きな方ははまること必至。

刺身類にはミニ寿司が添えられますが、それはご主人がもと寿司職人だから。鮮魚の目利きのよさはお墨付きです。


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漬け風の鴨わさ580円
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ぬか漬けのイナダ!

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お通しは自家製豆腐!!
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昔、工場街だった鐘ヶ淵駅。鐘ヶ淵紡績(カネボウ)もあり、カネボウの社名は鐘ヶ淵から名づけられました。ブルーワーカーが多く、労働後の酒は安く酔える「下町ハイボール(鐘ヶ淵では酎ハイ)」が主流でした。現在も界隈には酒場が点在し、酎ハイホッピングが楽しめる酎ハイ街道があるほど。

街道で2代、50年続くお店が「愛知屋」さん。セットバックにより移転を余儀なくされ、お店はリニューアルし、美しくなりました。先代の女将さんと和食の店で腕を磨いた2代目が手がけます。焼鳥、煮物、焼き物、刺身など料理が充実していますが、必ず行くとお願いするのが刺身。この鮮度の良さで500円~なのです。そしてこちらの酎ハイ340円は、界隈でも珍しいシャーベット状!(^^)!クイクイいってしまいます!

酎ハイを飲み比べするのも楽しいです!
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大井町を巡回中、お客さんが一人だけだったので立ち飲み中華の「臚雷亭 (ローライテイ)」さんへ。一時賑やかになりましたが、最近また静かになりつつある大井町です。

料理は、麻婆豆腐、餃子、シュウマイ、麻婆豆腐、海老チリソースなど50種ほどありますが、200~300円台中心のお手ごろさ。日本で餃子といえば焼きですが、
中国では水餃子なので、この日も女将さんに手作りの水餃子250円を推され、エビマヨ380円と2品オーダーしました。皮が厚くてプリプリ!この内容でこの価格に、晩御飯かねて毎日堪能しに来るお客さんも数多。

推定焼酎が8割入っている濃厚なウーロンハイ220円、紹興酒280円といただきました。


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大井町のゼームス坂通りにあるのが、50年続く「大衆割烹 釣り仲間」さん。久しぶりにうかがいました!! 店名通り、ご主人やお客さんの釣った魚が供されるお店です。ご主人が釣り好きで、週に3~4回行かれている週もあるそうで、釣り好きのお客さんも集います。店内の壁には、魚拓(釣った魚を紙に記録)がはりめぐらされ、腕の良さがわかります。

料理は、その日にとれた魚介類を中心に黒板に表記。あじ、ヒラマサといった旬魚を、刺身、焼き魚、煮魚で提供。価格も700円ほどです。お酒も、サワー類、日本酒などがあり、300円台~の低価格設定!

ご主人とおかみさんが切り盛りする温かなお店で、所見でも気軽に入れます!(^^)! 

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大森駅も昼飲みできるパラダイス!!駅周辺には、地獄谷、立ち飲みなど名酒場がそろっています。駅東口で、16時から飲めるのが焼鳥の店「萬作」さん。昭和48年創業、3代続く焼鳥店です。オープンな店内カウンターのほか、屋外にも席があり、密をさけて飲酒できます。

炭火で焼く焼き鳥はかしら、ひな肉、ぼんじり、手羽先など120円~。そのほかにも、マカロニサラダ、玉子焼き、ニラレバ炒めなどの一品料理も200円~置いています。

そしてこちらは、あのホイス420円を飲めるのです!(^^)! ホイスとは、ビールやウイスキーが高値だった昭和30年代にカバーするために生まれたお酒の素。置いてあるお店が少ないだけに、貴重です。

3代目がバンドマン(ドラマー)で、BOOWYといった曲を耳に飲めます。

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JR駒込駅東口から続く駒込銀座通りには、ぽつぽつ居酒屋が点在しています。4時から飲める「立呑 ひろし」さんは、ひときわ目立つ立呑の大きなちょうちんが目印の立ち飲み。開店と同時に、常連さんが集います。

マスターと美しいおかみさんが切り盛りする緩い空気がたまらないアットホームな店で、コの字型のカウンターと、2名用の立ち飲み席で構成されています。早い時間だと学生時代の先輩に会えるので、楽しいです!(^^)!

お酒は生ビール、ハイボール400円、サワー類は300円の立ち飲みレート。料理で大好きなのがほんのり甘い2つの玉子焼き300円。オーソドックスなお袋の玉子焼き、ネギ入りの鬼平の玉子焼きがありますが、いつも後者をお願いします。ふわふわとろとろで、焼き加減絶妙なのです!(^^)! 

カツ煮300円、ししゃもの天ぷらといったおつまみのほか、その日のおすすめはカウンターに並びます。


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キャッシュオン

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生ビールからスタート!

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バーボンソーダ400円

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鬼平の玉子焼き

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自粛ムードでまた静かになりつつある野毛で、昭和49年から続く焼鳥の店が「鳥しげ」さん。美しく優しいおかみさんんが迎えてくれます。予約しないと入れませんでしたが、スムーズに入店できました。

炭火で焼き上げるボリューミーな焼鳥150円~だけではなく、一風変わった料理も自慢。マグロのたたきを海苔で巻いて味わうマグロタタキ巻き700円、焼きおにぎりを煎餅のように焼いた焼きおにぎり煎餅700円などがあり、どの料理も量が多いので、数人で行きシェアするのがベストかもしれません。この日は数人でお疲れ様会!(^^)!でした。

テイクアウトもOKです!

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レモンハイ520円




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慶応仲通りからさらに奥の路地。餃子の名店大連のそばに昨年オープンした「ドラム缶」は、全国展開している立ち飲み。店名通りドラム缶をテーブルに飲むのが特徴です。

チューハイ150円、ハイボール200円、フード50円~とリーズナブル!フードは刺身、具なし焼きそば、お好み焼き、枝豆、焼鳥など、その日のおすすめが中心です。

レモンサワー250円、魚肉ソーセージ150円をいただきました。17時開店の酒場が多い界隈で、16時から飲めます!(^^)!

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鮮魚料理のおいしいお店をあれこれ考え、京急線の鶴見市場で昭和28年から続く「大衆酒席 正木屋」さんへ、久しぶりにうかがいました。現在、3代目のご夫妻と2代目の女将さんが切り盛りしているアットホームな酒場。店内ゆる~い雰囲気で、居心地抜群なのです。1階はテーブル席、2階はお座敷と、空間が広いので密を避けられます。

「正木屋」さんといえば、鮮魚料理。刺身、焼き、天ぷらなどさまざまな調理法で提供し、300円~のお手頃価格。この日は大好きなほや酢500円、赤貝600円、青柳600円、名物ふわふわの穴子の天ぷらがあったのでお願いしました!!

また、お酒がリーズナブルで、サワー系330円~、焼酎ボトル1600円~、日本酒二合で480円!!庶民的な場所がら、低価格設定にしているとうかがいました。しかも、価格は据え置きされていました(^_^)

鶴見市場は、16世紀ごろ駅付近が海で、海産物がとれて市が開かれていたのが名の由来とのこと。現在、市場はありません。

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まずは小ビールから410円

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ほや酢500円

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青やぎ、鮮度抜群でした。奥がフワフワの穴子天ぷら。玉露ハイ330円


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赤貝には焼酎の芋ロック390円!

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