中沢文子の酒場ふらふら

立ち飲み、角打ち、古典酒場、せんべろ飲み店など、あらゆる酒場を徘徊。ぬる燗研究、焼酎割り濃い酒場研究、下町ハイボール研究。TVチャンピオン~極み KIWAMI~「せんべろ女王決定戦」に出場。2020年ベクタービールとコラボビール「QPA」を発売し完売。 「わざわざ行きたい神奈川・横浜 酒場巡り」(KADOKAWA)、「白昼堂々!東京極楽酒場」(昭文社ムック)、「名酒場と大衆酒場」(ぴあ)、「日本酒の世界」(ぴあ)などのムックに執筆、発売中です。

2020年10月

この日も上野仕事で、合間に少しだけお昼ごはんです。疲れています…エネルギーチャージです。

高架下の名酒場の1つが「味の笛」さん。かなり通っています。理由1)平日15時開店、2)安い、3)プロも通う魚介専門店&100年続く「吉池」の立ち飲みなので、料理が刺身から総菜まで種類豊富でおいしい、の3つからです。

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1・2階で飲めますが、年末になると、恒例の鮭が販売されるため、1階がふさがれてしまい、2階でしか飲めなくなるので要注意です。

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セルフなのでおきてがあります。

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生ビール280円。こちらはプラカップでサーブされます。野球場を彷彿とさせます。

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料理はカウンターにズラリ並べられている中から好きなものを取ってお会計となります。
刺身2点盛り350円。鮮度抜群!刺身は数種類あり、チョイスできます。

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新潟第一酒造の越の白鳥350円。すっきりシャープで、真っ白な白鳥が飛んでいく姿が目に浮かぶ軽快さです。燗冷選べ、この日は燗酒をお願いしました。立ち飲みですので、ぬる燗なんてわがままはいえません。

ちなみに吉池さんの創業者が新潟出身らしく、新潟色が強いのがポイント。お酒も新潟多し。

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にこごり250円は日本酒と相性抜群!にこごりを考えた人は素晴らしい、酒飲みにはエジソン並みの発明者!尊敬します。

味の笛さんは、不思議なのですが、御徒町駅のBGMが聞こえないのです。立ち位置のせいかもしれませんが。


ごちそうさまでした~!


http://www.yoshiike-group.co.jp/

東神奈川にある市民酒場「根岸家」さんは、大好きな酒場の1つです。100年続くまさに老舗(老舗=100年以上の店を指します)!

コの字型のカウンターに、日本酒を湯せんでつけてくれるお店が好きな私にとってまさにユートピア酒場。弟子入りしたい…。神奈川仕事の際は行ってしまいます。今回の画像は数週間前のものです。

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お通し無料。冬場は切り干し大根、夏は心太です。

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この日はいきなりぬる燗からスタートです。徳利酒は、上撰(本醸造)400円、精選(普通酒)360円の2種あります。かれこれ十数年通っていますが、初訪からこの白い精選を出され続けていまして、上撰は口にしたことがありません。私のイメージは純白無垢の精選だったようですWW?

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ホヤ酢350円があったので、お願いしました!大好きなのでラッキーでした。

お目当てがれば、即確保をおすすめします。「まっ、あとでいいか~」なんて油断した結果、
短冊がひっくり返って口にできなかったことが、何十回もありました…。

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という教訓から、すかさずズワイガニをお願いしました。400~500円ほどです(失念)。根岸家さんの生ものは新鮮で満足量です。


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常連さんや女将さんとの会話が弾み、気が付いたら、ボーリングのピンのようになっていました。久しぶりの光景。

いろいろ改革があったようですが、私には名店。4時から飲めるのもうれしい限りです。

https://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140212/14021517/




御徒町駅の高架下にも、センベロできるいいお店が並びます。その1つが「佐原屋本店」さん。昭和22年から続く酒場です。8年前にリニューアルして美しくなりました。

仕事の合間と合間に40分ほど空いたので、サクりとお昼ごはんです。

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16時開店、すでに先客あり。さすがです。店内はカウンターとテーブル席で構成。
割と広いです。

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料理は200円~。個人的に佐原屋さんは生ものがおすすめです。

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炭酸のように見えますが、チューハイ350円。シュワシュワかんがたまりません。サンライズサワーのグラスもナイス❗️


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体のことを考えて、青魚摂取に走り、イワシ刺し600円をお願いしました。この量、このクオリティでこの価格には満足です。脂の乗り具合が絶妙です。

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ウーロンハイ400円でしめます。滞在時間20~30分ほどか。


高架下なので、逐一、御徒町駅の列車の状況がBGMのごとく耳に入ります。かなり大音響!
かつて高架下にあった名酒場「喜楽」さんで、耳はならしました(お銚子250円のすごくいいお店だったので、閉店すると聞いてショックショックでした…)。


ノーチャージなのもうれしい限り。サクのみに最高のお店です。
改札もすぐ、終電情報も無料で聞こえ、高架下酒場は便利かもです。

https://sawaraya-honten.owst.jp/

日本人のソウルフード・おでんで飲むのが大好きなので、1年中飲める店を暗記しております。
その中のひとつが、浜松町の「まほろば」さんです。おでん100円~、久しぶりにうかがいました。


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日本古来からのシンボル・赤提灯が、心を揺さぶります。

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焼酎390円、ビール大瓶500円。ピンクの素敵なメニュー表がポップ、なかなかお目にできないカラーです。


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この土地にあって、おでんは安定の100円~です。

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まずは生ビール500円でのどを潤しました。


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ちくわぶ100円、玉子120円、ダイコン120円。染み込み具合が絶妙です。

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席は予約可です。小箱なので、予約しないとはじかれる確率高しで、この日も何組もお断りされていました。
赤本に例えると…傾向と対策としては、20時過ぎると落ち着く傾向です。

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山形県樽平酒造の樽平 特別純米をぬる燗で願いしました。こちらはチロリでつけてくれます。

樽平はササニシキで精米60%。キリッとしつつも、酸味を伴う品ある辛口でした。

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ちくわぶ好きなので、またお願いしてしまいました。


おでんと日本酒、心のふるさとです。安くて、本当にいい店です!


https://tabelog.com/tokyo/A1314/A131401/13080999/





浜松町駅から徒歩3分。オフィスビルの谷間にある「玉川屋酒店」さんは、角打ちができます! 

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心ときめく店構え。足を入れれば、同じ志を持つ人が集う飲んべえワールド!立ち飲みコーナーのほか、着席シートもあります。

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生ビール280円、サワー類250円~、恐るべしのリーズナブルさです。

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さすが酒店だけあり、コップ酒290円~、ワイン、ホッピーもあります。ホッピー250円の中は、キンミヤ焼酎180円です。

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生ビールからスタート!立派なグラスで280円、驚嘆プライスです。私の家にもこのジョッキがあります!

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以前うかがったときと同じ価格で暴落なし、暗記できそうです。

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こちらの魅力は手作り料理がある点。ポテサラ160円はいもの食感を残し、胡椒をきかせて、酒に合うよう仕上げています。1人飲みには、こぶりでちょうどいいサイズです。

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友人合流で日本酒にスイッチ。秋田県八重寿銘醸の白神山地の四季 特別純米390円。白神山地の水で仕込んでいるそうです。カップ酒のラベルとは思えない、新人さんのようなさわやかさ。超スッキリ味で、透明感もあり、くいくい飲めてしまい、いや~~~これはデンジャラスです。

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富山県を代表する銀盤酒造の剣岳 本醸造390円。サウナの後のように爽快で、後味キレキレです。山廃のように少し酸味がありました。

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鶏手羽と大根の煮物280円だったか?もちろん手作りです。

相変わらずレベルが高く、飲んべえのオアシスです。

https://tabelog.com/tokyo/A1314/A131401/13038582/


湯島で大正14年から続く「シンスケ」さんは、日本酒を絶妙な温度でつけてくれる老舗(老舗=100年以上続くお店)。日本酒は昔から秋田の両関です。


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店先の杉玉に酒指が動きます…。

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まずは、サッポロラガービール650円からスタート。

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夏場限定の氷酒は消え、樽酒一合650円が入荷していたので、ぬる燗でお願いしました。樽酒のぬる燗は最高です。

ぬる燗好きなので、いろいろなお店で飲んでいますが、やはりシンスケさんのぬる燗は本当に絶妙で、私の中でTOP3です。口の中で樽香がふんわ~~~り放たれ、鼻腔をくすぐります。

目の前でつけてくれるシーンに心高鳴るばかり、弟子入りしたい…。

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お通しは、ささみのサラダ仕立て?

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名物きつねのラクレット1000円。揚げの中にチーズを挟んで、浅葱を散らしています。日本酒と合うあたり不思議ですが、さすが技が光ります。

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まぐろぬた。こちらのぬたは塩梅がいいのです。料亭並みの滋味深さ。


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酒、料理のおいしさはもちろん、雰囲気が堪りません~~、疲れが吹き飛びます。カウンターで飲みますが、ご主人の接客もたおやか、かつ付かず離れずで、いつまでも続いてほしいです。


前回の記事
http://fumikonakazawa.livedoor.blog/archives/23527269.html

この日は、大好きな「もつ焼 のんき 堀切本店」さんへ。煮込みのシーズンが到来したのでうかがいました!

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屋外にも2席あります!焼いているシーンを目に飲める特等席です。
9月15日まではいつ修正されるのかな?!(^^)!


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新型コロナウイルスの対策として、菌を除去するオゾンの空気洗浄機を設置。万全の体制です!


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下町ハイボール290円!これまでかなり通った人のみが、このグラスで飲めます。いろいろなボールを飲みましたがのんきさんの味が好みです。


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煮込み500円?は、モツの下にはでかいジャガイモが潜んでおり、食べ応え満点です。ちなみに、具はジャガイモかゆで卵から選べます。一切臭みがなく、トロトロなモツが絶妙です。ウマイッ!!

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しろたれ2本、レバネギ2本の計4本で400円。1皿4本単位のオーダーが鉄則(種類別の2本、2本はOKですが、単品1本ずつはNGです)。チュルトロのシロタレがたまりませ~ん。レバも半レアで、大満足です。何十枚と撮影してきたので、のんきさんの写真集が作れそうです。

安くて、相変わらずおいしい~、飲んべえの強い味方です!

https://tabelog.com/tokyo/A1324/A132403/13022433/




田町の慶応仲通りの1本路地を入ったところにある焼鳥「バードマン」さん。霧島鶏を使っていておいしいと聞いていたので、この日うかがました。

月火水木のオープンから20時30分までロングタイムのハッピーアワーを開催しています!曜日により生ビールやハイボールが280円になり、何杯でもOKだそうです。もちろん、アワータイムに入店。


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焼鳥とワインと銘打っているだけあり、ワインに力を入れ豊富。値段もお手頃で、ボトル一律2300円。


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生ビール280円!何杯でもよいそうです。

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1本140円~で、レバー、皮などお願いしましたが、焼き加減絶妙でした。
中でもレバーは半レアで、リエットのように口の中でとけていきました~!

https://tabelog.com/tokyo/A1314/A131402/13134326/

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ワインも大好き!!長年うかがわせていただいている「ボナ・キッチン」さんは、他にはない、これから花開きそうなワインが飲めるイタリアンです。ワイン愛好家をエスコートすると大喜びされます。

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カウンターとテーブルの構成。コロナ対策もされております。

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メニューはボードです。昔は日本のワインを置いていませんでしたが、初めて目にしました!日本のワイナリ―!!方針を変更したようで、今後はボードに登場しそうです。
ボトルでお願いする場合、これくらいの予算でこんな味をとお願いすると、数本提案してくれます。

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まずは白から。おすすめされた、日本のワイン好きには和田アキ子さん並みに有名な山梨の勝沼醸造さん(こちらはすでに花開済みです)。昔、現地のワイナリー、レストランにも飲みに行きました!甲州・テロワールセクション「祝」19、ビンテージ19。祝地区で収穫された甲州100%で作られ、神の雫、ソムリエールにも載ったそうな。ジョエル・ロブションも採用したそう!!(HPより)

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イタリア・トスカーナのキャンティ・コッリ・セネージ!!ビンテージは17でした。キャンティ好きですが、これまでになかったエレガントさで、目が開きました!!美味しいです。キャンティはわりとガッツリググッとふくらんでくるイメージですが、おしとやかにじわりじわりと波が押し寄せる感じで、洗練されていました。

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お通し、食べかけです、すみません。

ちなみにボナ・キッチンさんの上には、姉妹店のバー・ソシエがあります(深夜3時まで)!ラガブーリン、ボウモア、バルヴェニーといったシングルモルトを低価格で飲めます。

https://tabelog.com/tokyo/A1314/A131402/13060827/

http://bar-socie.jp/





新子安は工場地帯で、数十年続く酒場が点在していますが、早くから飲める店が意外とないのです。

その中でダイヤモンドのように光り輝くのが、駅から徒歩1分、50年続く「大衆割烹酒蔵きしや」さん。16時開店!!

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店内は1階のカウンターとテーブルのほか、2階にも席があります。相変わらず人気で、この日はカウンターに座れず、テーブルに…。

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料理は60種以上そろえ、刺し身、揚げ物など、どれも安定のおいしさで300円~。

しかも、酒が300円~と安いんです! というのも、昔、新子安駅前にあった酒店さんが母体で、その当時いろいろな飲食店を経営していたからだそうな。そして昭和40年ごろ開店しました。


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きしやさんといえば、もつ鍋以外で人気なのが「ハムカツ」380円です!こちらは独特で、うす切りのハムの間に何と玉ねぎを挟んで揚げています。歯ごたえを残した甘い玉ねぎがアクセントになり、どんな酒にも合います。衣もフワサクで、食べるとサクリとサウンドを立てます。

ちなみに、もつなべは1年中味わえます。

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ウーロンハイ350円。本日も濃い、濃厚、好調!


新子安には、昔、ビデオデッキVHSを創出した日本ビクター(現JCVケンウッド)がありました。開発責任者がこの店の常連で、会社の取締役をこちらに招いてVHSの構想を話したそうなんです。映画にもなりました。



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店にはシンボル・ビクター犬のニッパーちゃんがいっぱい並んでいます!

その話に関する前回の記事→ http://fumikonakazawa.livedoor.blog/archives/22485408.html

酒場は大学、奥深いです。

https://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140211/14012350/

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