中沢文子の酒場ふらふら

お酒やおいしいものに目がない40代。立ち飲み、角打ち、古典酒場、せんべろ飲み店など、あらゆる酒場を徘徊。おつまみはポテトサラダが大好きです。TVチャンピオン~極み KIWAMI~「せんべろ女王決定戦」に出場。 40代女性をターゲットにしたサイトWOMe「中沢文子の女・酒場巡礼」連載中 https://wome.jp/users/76。AbemaTV『ライムスター宇多丸の水曜The NIGHT』内“レナのコーナー せんべろはしご酒”監修。著書に「わざわざ行きたい神奈川・横浜 酒場巡り」(KADOKAWA)。「白昼堂々!東京極楽酒場」(昭文社ムック)発売中です!

2020年10月

湯島で大正14年から続く「シンスケ」さんは、日本酒を絶妙な温度でつけてくれる老舗(老舗=100年以上続くお店)。日本酒は昔から秋田の両関です。


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店先の杉玉に酒指が動きます…。

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まずは、サッポロラガービール650円からスタート。

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夏場限定の氷酒は消え、樽酒一合650円が入荷していたので、ぬる燗でお願いしました。樽酒のぬる燗は最高です。

ぬる燗好きなので、いろいろなお店で飲んでいますが、やはりシンスケさんのぬる燗は本当に絶妙で、私の中でTOP3です。口の中で樽香がふんわ~~~り放たれ、鼻腔をくすぐります。

目の前でつけてくれるシーンに心高鳴るばかり、弟子入りしたい…。

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お通しは、ささみのサラダ仕立て?

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名物きつねのラクレット1000円。揚げの中にチーズを挟んで、浅葱を散らしています。日本酒と合うあたり不思議ですが、さすが技が光ります。

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まぐろぬた。こちらのぬたは塩梅がいいのです。料亭並みの滋味深さ。


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酒、料理のおいしさはもちろん、雰囲気が堪りません~~、疲れが吹き飛びます。カウンターで飲みますが、ご主人の接客もたおやか、かつ付かず離れずで、いつまでも続いてほしいです。


前回の記事
http://fumikonakazawa.livedoor.blog/archives/23527269.html

この日は、大好きな「もつ焼 のんき 堀切本店」さんへ。煮込みのシーズンが到来したのでうかがいました!

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屋外にも2席あります!焼いているシーンを目に飲める特等席です。
9月15日まではいつ修正されるのかな?!(^^)!


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新型コロナウイルスの対策として、菌を除去するオゾンの空気洗浄機を設置。万全の体制です!


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下町ハイボール290円!これまでかなり通った人のみが、このグラスで飲めます。いろいろなボールを飲みましたがのんきさんの味が好みです。


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煮込み500円?は、モツの下にはでかいジャガイモが潜んでおり、食べ応え満点です。ちなみに、具はジャガイモかゆで卵から選べます。一切臭みがなく、トロトロなモツが絶妙です。ウマイッ!!

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しろたれ2本、レバネギ2本の計4本で400円。1皿4本単位のオーダーが鉄則(種類別の2本、2本はOKですが、単品1本ずつはNGです)。チュルトロのシロタレがたまりませ~ん。レバも半レアで、大満足です。何十枚と撮影してきたので、のんきさんの写真集が作れそうです。

安くて、相変わらずおいしい~、飲んべえの強い味方です!

https://tabelog.com/tokyo/A1324/A132403/13022433/




田町の慶応仲通りの1本路地を入ったところにある焼鳥「バードマン」さん。霧島鶏を使っていておいしいと聞いていたので、この日うかがました。

月火水木のオープンから20時30分までロングタイムのハッピーアワーを開催しています!曜日により生ビールやハイボールが280円になり、何杯でもOKだそうです。もちろん、アワータイムに入店。


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焼鳥とワインと銘打っているだけあり、ワインに力を入れ豊富。値段もお手頃で、ボトル一律2300円。


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生ビール280円!何杯でもよいそうです。

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1本140円~で、レバー、皮などお願いしましたが、焼き加減絶妙でした。
中でもレバーは半レアで、リエットのように口の中でとけていきました~!

https://tabelog.com/tokyo/A1314/A131402/13134326/

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ワインも大好き!!長年うかがわせていただいている「ボナ・キッチン」さんは、他にはない、これから花開きそうなワインが飲めるイタリアンです。ワイン愛好家をエスコートすると大喜びされます。

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カウンターとテーブルの構成。コロナ対策もされております。

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メニューはボードです。昔は日本のワインを置いていませんでしたが、初めて目にしました!日本のワイナリ―!!方針を変更したようで、今後はボードに登場しそうです。
ボトルでお願いする場合、これくらいの予算でこんな味をとお願いすると、数本提案してくれます。

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まずは白から。おすすめされた、日本のワイン好きには和田アキ子さん並みに有名な山梨の勝沼醸造さん(こちらはすでに花開済みです)。昔、現地のワイナリー、レストランにも飲みに行きました!甲州・テロワールセクション「祝」19、ビンテージ19。祝地区で収穫された甲州100%で作られ、神の雫、ソムリエールにも載ったそうな。ジョエル・ロブションも採用したそう!!(HPより)

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イタリア・トスカーナのキャンティ・コッリ・セネージ!!ビンテージは17でした。キャンティ好きですが、これまでになかったエレガントさで、目が開きました!!美味しいです。キャンティはわりとガッツリググッとふくらんでくるイメージですが、おしとやかにじわりじわりと波が押し寄せる感じで、洗練されていました。

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お通し、食べかけです、すみません。

ちなみにボナ・キッチンさんの上には、姉妹店のバー・ソシエがあります(深夜3時まで)!ラガブーリン、ボウモア、バルヴェニーといったシングルモルトを低価格で飲めます。

https://tabelog.com/tokyo/A1314/A131402/13060827/

http://bar-socie.jp/





新子安は工場地帯で、数十年続く酒場が点在していますが、早くから飲める店が意外とないのです。

その中でダイヤモンドのように光り輝くのが、駅から徒歩1分、50年続く「大衆割烹酒蔵きしや」さん。16時開店!!

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店内は1階のカウンターとテーブルのほか、2階にも席があります。相変わらず人気で、この日はカウンターに座れず、テーブルに…。

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料理は60種以上そろえ、刺し身、揚げ物など、どれも安定のおいしさで300円~。

しかも、酒が300円~と安いんです! というのも、昔、新子安駅前にあった酒店さんが母体で、その当時いろいろな飲食店を経営していたからだそうな。そして昭和40年ごろ開店しました。


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きしやさんといえば、もつ鍋以外で人気なのが「ハムカツ」380円です!こちらは独特で、うす切りのハムの間に何と玉ねぎを挟んで揚げています。歯ごたえを残した甘い玉ねぎがアクセントになり、どんな酒にも合います。衣もフワサクで、食べるとサクリとサウンドを立てます。

ちなみに、もつなべは1年中味わえます。

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ウーロンハイ350円。本日も濃い、濃厚、好調!


新子安には、昔、ビデオデッキVHSを創出した日本ビクター(現JCVケンウッド)がありました。開発責任者がこの店の常連で、会社の取締役をこちらに招いてVHSの構想を話したそうなんです。映画にもなりました。



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店にはシンボル・ビクター犬のニッパーちゃんがいっぱい並んでいます!

その話に関する前回の記事→ http://fumikonakazawa.livedoor.blog/archives/22485408.html

酒場は大学、奥深いです。

https://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140211/14012350/

神楽坂と並行する軽子坂にもいい酒場が点在しています。その1つが「ゆうゆう」さんで、この日は酒宴で本当に久しぶりの再訪でした。ご家族で経営されているアットホームな酒場で、我が家のような居心地の良さです。

福井の料理が名物でしたが、最近は馬肉料理がメインになったようです。ともあれ、料理が美味しいのです!!

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軽子坂には、名画座「ギンレイホール」があります!


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酒のメニューはこんな感じです~。


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料理のメニューはボケボケですが、老眼だとこんな見え方?!乱視入り(^_^)

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最初に瓶ビールで乾杯しましたが、撮影し忘れ…。。そのあとは、若き頃、ゆうゆうさんを教えてくれた某筋では超有名カメラマンY氏のキープボトル薩摩酒造の白波をいただきました(^^♪

ファーストインプレッションは、北島三郎並みの威風堂々とした大御所の演歌歌手、飲んだ瞬間はほんのり芋の甘味があり、20代の色気ある女性、飲んだ後は10代のイケメン男子のようなフレッシュさ!という感じでしょうか(何百回と飲んでいるので今更ですが…)。

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馬刺し980円。臭みが一切なく、上とろ刺し身のような脂の乗り具合でした。

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牡蠣鉄板焼き1180円。中が半レアで絶妙な焼き加減でした~美味しい!(^^)!

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刺身盛り合わせ???中とろ、かつおなど、仕入れルートのクオリティの高さを感じます!

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お通しは厚揚げでした。

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福井県 一本義久保本店 北陸奥越前の地酒
「一本義」1合700円。明治35年から続く酒蔵さんで、南部杜氏自醸清酒鑑評会で1位に輝いています。本醸造らしい酸味ですが、後味はキレキレでした。


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和歌山県平和酒造「紀土」 純米吟醸1合900円?。今注目の若手の酒蔵さんで、紀土という名は「紀州の風土」からつけたそうな。イギリスのIWC SAKE部門で1位を獲得しました。

口当たりマイルドで、じんわりと米の旨味と酸が広がっていき、お姫様のようなお上品さ。

久しぶりでしたが昔と変わらずご主人も温かく、酒宴は終電近くまで盛り上がりました。

https://tabelog.com/tokyo/A1309/A130905/13053165/

大井町・東小路飲食店街にある「彩彩」は、昼間はそば店、夜は居酒屋になる、世にいう二毛作のお店(と聞きました)。昼夜でオーナーは違うようです。ネット情報も稀有。
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夜は美しいおかみさんが店を守ります。豊洲市場との長年の付き合いから?大間の天然生本マグロを500円で味わえるのです!(^^)!暖簾も市場の店からのもよお。

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女将さんは、きさくで楽しくていいお店で~~~す!(^^)!


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そして何を食べても美味しいのです。

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伺った日はタマネギのお通しでしたがこれまた美味しく…。レシピを聞きましたが門外不出とのこと!

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本生マグロといっておきながら、すみません…。この日は個人的に好きな煮穴子750円をお願いしました"(-""-)"。一匹登場!もちろん一から仕込んでいるそうで、全国で屈指の穴子の聖地・対馬産だそう。対馬は海流が強くて良い漁場なので、身が引き締まって美味しいそうです。身がふっくらしていて妙味でした。

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穴子に合わせるなら日本酒!2~3種の中から、山口県の八百新酒造 「雁木 純米 ひとつび」600円をいただきました。湯呑が横丁っぽくていいですね~!!ひとつびは、サケコンペ純米部門で賞を受賞、一回火入れの純米酒です。豊潤で米の旨味を十分に感じますが、口当たりはかなりマイルド。

ファーストインプレッションは、将棋の対局でどう挑むか静かにねる30代半ばの棋士、飲んだ瞬間はお座敷に上がり慣れた40台前半の熟した芸者さん、飲んだ後は五木ひろしさんのこぶし、という感じでしょうか…(個人の主観です)。

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やはり人が少ない大井町でした。



王子駅から徒歩1~3分圏内に、安く飲める立ち飲みがあります。
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2000年に練り物屋さんがオープンした「平澤かまぼこ」さん。今はネパールの方に引き継がれましたが、手作りの練り物はそのままに、はんぺん、さつまあげなど100円~。

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個人的にお気に入りなのが、青唐辛子などが入ったピリッとから~~いボールです!

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赤羽岩淵で1878年創業した小山酒造さんの日本酒「丸眞正宗」を口にできます。赤羽の湧き水を用い、都内唯一の酒蔵として頑張っていましたが、引き継ぐ人がいないため、有志により埼玉に移転しました。

ファーストインプレッションは入社して将来を夢見る若者、飲んだ瞬間はスポーツした後のすっきりとした青年、後味は仕事を引退して軽やかに過ごすスマートなご年配、という感じでしょうか…(個人の主観です)。

お願いすると、無料でおでんのダシで割ってくれます!



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その足で、平澤かまぼこさんを右折し30歩ほど歩いて「酒遊館 藤や」さんへ。こちらを知っている方はかなり通です!(^^)!

日本酒の立ち飲みで、その先の酒店さんのお子さんが手がけています。手取川、出羽桜など15種ほどそろえ小400円~。

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福井県南部酒造場「花垣」をいただきました。小400円だったか?

王子はせんべろはしごできる、いい酒場がそろい踏みです。

https://tabelog.com/tokyo/A1323/A132303/13095247/

慶応義塾大学の正門前の坂を上りきった場所に、築130年の歴史的建物を改築した酒場「津国屋(つのくにや)」さんがあります。元々明治時代から続く酒店でしたが、平成13年に居酒屋になりました。

この日は数年ぶりの再訪でしたが、変わらぬ風情溢れる佇まいでした。しかも酒店だけあり、お酒が安いんです!ビール大瓶450円、日本酒1合380円~、焼酎もグラス380円。立ち飲みプライスです。
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薄暮の三田。雰囲気ありますね~。

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いい日本酒がそろっています!しかも1合500円台中心。

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いい感じです!

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酒店だった証。今や貴重です。

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店内は、カウンターとテーブルのあるエリア、テーブルのみのエリアと2エリアあります。比較的一人客が少ないので、カウンターに座れます。生ビールグラス小300円。

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お刺身が4~5種ほどあり570円の安さ!イサキをいただきました。

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日本酒へスイッチしました。山形の東麓醸造、つや姫で醸した「℃」純米吟醸1合610円。読み方は…度ではありません、「何度」と読みます。酒蔵さん×大学とのコラボ日本酒で、何度でも美味しいように作られたそう。ファーストインプレッションは、初々しい10代後半の大学生、飲んだ瞬間はこの先どう化けるか分からないミステリアスな20代半ばのOL、後味は化けて落ち着いた20代後半のOLというところでしょうか(個人の主観です…)。個人的にぬる燗がおいしそうです。

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自家製揚げ豆腐550円。薬味に丁寧な仕事を感じます。

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伊勢志摩サミットで出された「作」を造っている清水清三郎商店さんの鈴鹿川 純米酒1合610円。香り華やかでフルーティです。

日本酒はすべて水色のボトルで供され、きっちり正一合入り。7~8割入りの店もあります…。

久しぶりでしたが、ご主人が変わらず温かくて、アットホームな雰囲気。やはりいいお店です。

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石垣を目に帰路へ…。


https://tabelog.com/tokyo/A1314/A131402/13013982/





旬の日本酒を置いてある店が少ない堀切菖蒲園駅周辺。2年前オープンしたのがこちら「蕎麦 地酒 かずひら」さん。実は知人の店です。蕎麦と地酒の店をやるのが夢で、某ファミレスを退社して開きました。唎酒師の資格も所有してます。
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日本酒を安く飲んでほしいと、吉乃川、酔鯨、黒牛などの定番から、せんきん、加儀屋など旬の日本酒までをそろえ、120ml400 円~!!!これは堀切菖蒲園レートです!!!!セレクトもさすが。

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せんきんの赤とんぼ600円!元ソムリエの当主がドメーヌ化にこだわり、木樽とノン酵母(天然酵母)で仕込んでいます。米の味と酸が絶妙で、ミネラル感もありました。ファーストインプレッションはアパレル勤務の20代前半の女性、飲んだ瞬間は仕事をスマートにこなし熟しつつある30代半ばの女性、後味は寡黙な20代半ばの女性、といったところでしょう(個人の主観です)…。

「日本酒の世界」という本でご紹介しました!
http://fumikonakazawa.livedoor.blog/archives/2020-09-03.html

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説明文もドメーヌ化、マリアージュに英語と、ソムリエらしい気遣い…。


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隠し酒の登場!福島県国権酒造の純米吟醸!!!全国新酒鑑評会で賞を受賞しています。
骨太ながらスッキリした辛口。


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愛媛県の成龍酒造の加儀屋9 辛口純米酒、好適米愛媛のしずく媛を使用しているそう。これまで辛口を出しているイメージがあまりなかったのですが、このお酒は穏やかな米の旨味で、キリリ辛口。新しい味か…。

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定食もあります!

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天せいろも900円(安い!)をいただきつつ、ちびちび飲みました。

実はご両親が綾瀬で自家製蕎麦が自慢の蕎麦店を営んでいるので、その蕎麦を使用しています!
なかなかおいしいです

https://kazuhira.owst.jp/





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