都内にワイナリーが4蔵あるのをご存じでしょうか?その1つが御徒町にある「葡蔵人(ブックロード)」さんです。最初耳にしたときは、どのように作っているのか想像ができませんでした。

ワイナリーがあるのは、首都高速1号線が走る道路の1本裏手のビル。かなりコンパクトな建物ですが、契約農家さんが丹精込めて育てたブドウの収穫からビン詰めまで、すべておこなっているというから、やるとなれば何でもできると実感しました。

1階ではブドウの圧縮などを、2階では醸造、ろ過、瓶詰めと、限られたスペース内で考えられた工程。また3階には試飲スペースがあるとのことで、伺いました(昨年の話になります。イベントで不在も多いらしいので、行く際は電話で確認をお願いします)。その日開栓しているワイン(200円?ほど)をグラスで試飲することができ、シャルドネ、シードルをいただきました(若々しく、フレッシュな味わいでした)。気に入った銘柄があれば購入可能。時々、イベントも開催しているそう。事前予約制で工場見学も実施しています。

ちなみに御徒町界隈はものづくりが盛んで、高架下には職人が技を競っては人々を惹きつけてやまない「ものづくりの街」も広がります。日本は世界が認める、超絶技巧の職人が集う国。一例にフランスのワインの最高峰・ブルゴーニュの醸造家仲田晃司さんです。単身渡仏し努力の末、伝説の故醸造家アンリ・ジャイエから高い評価を獲得しました。恵比寿のとあるワインバーに飲みに行った際、フランスの方が「現地では売り切れで飲めないが、ここに置いてあると聞いて訪ねた」という場面に遭遇し、目を見張りました。

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東京都台東区台東3-40-2
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