中沢文子の酒場ふらふら

立ち飲み・古典酒場・せんべろ・銀座のバー・ワインバーなど、あらゆる酒場を徘徊し、昼飲みできる酒場、女性一人でも飲める店も紹介。昼飲み、ぬる燗、焼酎割り濃い酒場、下町ハイボール研究。 TVチャンピオン~極み KIWAMI~「せんべろ女王決定戦」に出場。2020年ベクタービールとコラボビール「QPA」を発売し完売。 「わざわざ行きたい神奈川・横浜 酒場巡り」(KADOKAWA)、「白昼堂々!東京極楽酒場」(昭文社ムック)、「名酒場と大衆酒場」(ぴあ)、「日本酒の世界」「ウイスキーの世界」(ぴあ)などのムック、ハッケンジャパンhttps://hakken-japan.com/columns/nakazawafumiko/ 【横浜・野毛】昼飲みにおすすめのお店12選!https://www.jalan.net/news/article/678573/ などに執筆。

2020年02月

餃子フリークには超有名店、60年以上続く餃子専門の「亀戸餃子」。皮がパリパリ、中はジューシーで、野菜と肉の黄金比率が絶妙。そのままでもいいですが自家製ラー油も味を深めます。本店の亀戸店は餃子のみしか置かず、2皿以上が原則。そのほか、両国、錦糸町に支店がありますが、支店は餃子以外のメニューがあり、餃子の皿数も自由なのでかなりおすすめ。とはいえ、餃子は本店で作られたもので、鉄鍋で焼くなど味も変わらないので、こちらに来てしまいます。そのうえ支店は、ラーメン、炒飯など本店にはないメニューがあるのです。餃子270円(結局2皿)、ビール大瓶で飲みました。DSC_5025
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3月末にベクタービアさんよりコラボビールが発売されます。醸造長と相談し、初心者の方も飲みやすいようオレンジとレモンをきかせて、さわやかな味わいにしました。「QPA]という名前で、新宿の「ベクタービア」、新橋の「クラフトビアバル アイブリュー 新橋駅前店」、芝浦の「CRAFT MEAT」などで飲めます! よろしくお願いしますDSC_5012
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全国からチョイスしたクラフトビールを全銘柄一律パイント750円で飲めるのが「CRAFT MEAT」さん。ブランドによっては、その専門店より安く飲めるのが魅力です。ベクタービア、うしとらブルワリーなど20種ほどそろえ、ハーフも一律450円です。また、店名通り肉が名物で、1時間低温で焼き上げるロティサリーチキンフルサイズ1800円などズラリ。ビールでつけた自家製ピクルス480円、牛ハラミのタリアータ1980円と飲みました!DSC_5008
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総武線沿線の中でも錦糸町は場外馬券場があり、土日は昼飲みできる街。なかでも1951年から続く「三四郎」さんです。この字型のカウンターは17時30分にはほぼうまり、相変わらずの人気ぶりでした。

ここで飲むべき酒は「下町焼酎ハイボール」420円。シュワシュワした炭酸と梅の酸っぱさが後を引く一杯です。また名物は、からくり焼き380円ともつ焼き150円で、ご主人が店先で焼いており、遅い時間は売り切れてしまうことも多々。この日は早い時間だったので、ありつけました。からくり焼きとは小さいうなぎを巻き付けたもので、不動明王が右手に持つ竜が巻きつき炎に包まれた倶利伽羅剣に似ているので、その名がついたそうな。

またポテトサラダ400円もオーダーしましたが、こちらは下町ならではの、ソースをかけて食べるスタイルです! 土曜は12時30分~飲めます。DSC_5030
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人形町は路地に隠れた名店がそろい踏み。しかし早くからやっている居酒屋があまりないのですが、16時~飲めるのがこちら「居酒屋 一新」さんです。赤い提灯を掲げた店に入れば、団体がすでにいらっしゃり、盛り上がっていました。

しっぽり飲める小箱のお店で、歴史を感じる佇まい。料理は刺身や煮物、揚げ物など300円~で、お酒も300円~という安さ。この日は寒かったので三岳のお湯割り500円、かき鉄板680円をいただきました。

ご主人が一人で切り盛りしているため、厨房で調理しているときは、聞こえないよう。注文の際は大声で叫びましょう。DSC_4421DSC_4424
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上中里に、昨年「立ち飲みいこい」さんがオープン。こちらは、赤羽の有名店「立ち飲みいこい」さんに長年勤めていた方が開いたそう。そのため、煮込み150円、刺身類150円~とリーズナブルな価格! もちろん、酒もチューハイ190円、ホッピーセット340円と、赤羽のお店と同等の価格設定です。チューハイ、あじ刺で、しめて400円だったと思います。冬場、屋外での立ち飲みは20円引きのようです。DSC_4985
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王子は、意外と古くから続く酒場が多いのが魅力。久しぶりに「山田屋」さんへ。17時すぎにうかがうと、8割がた埋まっており、相変わらずの人気ぶりです。日本酒を飲もうか迷いつつも、やはり焼酎割をオーダー。焼酎はいいちこか太郎から選べ、割り物は好きなものを冷蔵庫から出し、ビン類は横にあるレトロな線に気で開栓します。

料理は何にしようか迷いましたが、店でしめた小肌酢、半熟卵に。半熟卵はそばの上に半熟卵がのっている料理で、締めにも最高です。今回はメニューにからし蓮根360円があり、はじめていただきましたが、こちらのからし蓮根は揚げたものに味噌味の辛みそをオン。マヨネーズが添えられた珍しいスタイルでした。


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鶯谷といえば、60年以上続く「ささのや」さん。15時30分の開店時刻と同時に、焼き鳥のいい香りがあたり一帯に立ち込め、つい足が止まります。

立ち飲みと着席がありますが、サクッと飲むなら立ち飲み。1本80円の激安の串はたれと塩があり、たれの場合は店頭からピックアップするスタイル。塩はスタッフに注文となり、最後に串の数を数えてお会計です。ちなみに塩は3本以上のルール。この日は寒かったので熱燗(300円?400円?)と飲みました。DSC_4842
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渋谷のマークシティ脇にある「飲んべえ横丁」で57年続く「鳥竹 総本店」は、昭和レトロな雰囲気がたまらない焼鳥店。11時開店と同時に、のんべえたちが詰めかけます。

焼鳥の大きさで知られ、通常の2倍はあり、数本でおなかいっぱいに。どれもプリプリジューシーで後を引くおいしさ。やきとり324円、ピーマン肉詰378円、とりきも324円などをいただきました~。また、芋焼酎の三岳が390円で飲めるほか、煮凝り540円が絶妙で個人的に毎回いただきます。好きな方、一度お試しください。


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鶯谷にある「鍵屋」さんは、江戸から続く古典酒場。久しぶりにうかがいました。1856年に酒問屋を創業。角打ちを経て、居酒屋になったお店です。角打ち時代のお店は貴重なことから、小金井に移築されたそうですが、現在のお店も昭和の雰囲気漂い、しっぽり飲むことができます。

ここで飲むべきは熱燗。銅壺の熱燗つけきで好みの熱さにつけてくれますが、これがまた絶妙なのです。銘柄は菊正宗など3種あり1合550円。お料理は飲んべえ好みのラインナップで、とりもつやき570円、煮奴610円、お新香500円などをいただきました。そしてこちらは女性だけの入店は禁止の店。女性5人でも、男性が一人いればOKです!


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