中沢文子の酒場ふらふら

立ち飲み・古典酒場・せんべろ・銀座のバー・ワインバーなど、あらゆる酒場を徘徊し、昼飲みできる酒場、女性一人でも飲める店も紹介。昼飲み、ぬる燗、焼酎割り濃い酒場、下町ハイボール研究。 TVチャンピオン~極み KIWAMI~「せんべろ女王決定戦」に出場。2020年ベクタービールとコラボビール「QPA」を発売し完売。 「わざわざ行きたい神奈川・横浜 酒場巡り」(KADOKAWA)、「白昼堂々!東京極楽酒場」(昭文社ムック)、「名酒場と大衆酒場」(ぴあ)、「日本酒の世界」「ウイスキーの世界」(ぴあ)などのムック、ハッケンジャパンhttps://hakken-japan.com/columns/nakazawafumiko/ 【横浜・野毛】昼飲みにおすすめのお店12選!https://www.jalan.net/news/article/678573/ などに執筆。

2020年05月

ビヤホールとして日本最古の「ビヤホールライオン銀座七丁目」さん。東京大空襲を逃れた空間は昭和9年創業のままで、今や再現不可能な貴重さ。当時、銀座界隈で空襲警報が鳴ると「ライオンさんへ逃げろ!」と避難していたそう(ライオンさん、東京会館さん、和光さんは外れるという噂が流れていたそうな…)。

コロナ禍でクローズしていましたが、営業再開したとのこと(^_^)。くじで当たった1000円券の期限が5末だったので(1か月延長でした…)、うかがいました。

メニューをしぼって、時短で営業。席と席との間隔があけられ静かでしたが、皆さん楽しそうにジョッキ筋トレをされていました!

一度注ぎのビールと久しぶりの再会(^^♪ 会いたかった~💛おいしさに思わず「うまい!」と声が出てしまいました~。

新しい生活に基づいたコースが誕生したもよお。「大皿ではなく個々の皿でサーブ。回し飲みは避ける」をテーマにしたコースらしく、飲み放題付き3500円~、当日OK、一人でもいいようです。
https://www.ginzalion.jp/event/2020/05/post-20.html

こういう新プランが増えそうです
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一度注ぎで雑味を抜くテクニック!プハ~美味しい!(^^)!


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二杯目はエビスへスイッチ

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大好きなウインナー850円!


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メニューはしぼられていました
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匠の技「一度注ぎ」

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新しいコース誕生

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見惚れる空間


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入り口では検温、手の消毒などを実施

https://www.ginzalion.jp/shop/brand/lion/shop1.html

神奈川ならではの酒場「市民酒場」の一店が、東神奈川にある「根岸家」さん。横浜を代表する100年以上続く老舗で(老舗=100年以上続いている店)、当面の間は時短営業で、女将さんも常連さんもお元気でした。

名物が生ものと日本酒。つけてくれる日本酒は高清水で上撰と特選があり、お願いするとコの字型のカウンター内で女将さんがつけてくれますが、ぬる燗が絶妙なのです!飲んだ徳利は「飲みすぎるな」の意味で、目の前に陳列されます。時折、ボーリングのピンのように並べる酔漢殿も(^◇^)

料理は壁にかけられた木製の短冊から選びますが、かんぱち、まぐろ、ほやなどの旬の生ものが300~600円で味わえ、これまた鮮度抜群。そのほかにも、酢の物、フライといった一品料理もあります。数年前から、本日のお得な料理を記す白いホワイトボードが登場するようになりました(正面の時計のそばです)。この日は大好きなシャコ、青柳があり、即注文!(^^)!

駅前の再開発でリニューアルしてしまいましたが、昔は2階建で、騒いで先代の女将に目を付けられた客は、1階の着席は許されず、2階流しにされていたそうな(~_~メ)

この形態のお店が少なくなっているので、長く続いてほしいです( ;∀;)
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お通しは無料。春夏はところてん、秋冬は切り干し大根

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https://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140212/14021517/

横浜の阪東橋付近は、酒店の角打ちが多く点在するエリア。徒歩圏内に4~5店あるので「角打ちはしご」が可能です。巡っていると各店、長年お客さんの往来により形成された味わい深さがあり、一朝一夕では不可能な歴史を感じます。

なかでも、戦後から続く「浅見本店」さんは朝10時開店。冷蔵庫に並ぶ好きな酒を飲めるほか、生ビールもあれば、焼酎割も作ってくれます。ビール大瓶410円、酎ハイ340円、にごり酒240円、ワイン270円、マッコリなどなど\(^o^)/酒店さんなのでなんでもあり!コダマはバイスから青りんごまで、ほぼ全種がそろっています!

おつまみは乾き物中心に、小さなカップに入ったカップつまみ50円が名物。マグロ、野沢菜など日替わりで、飲んべえにはちょうどいいサイズなのです。そのほか、豆腐150円、ところてんなんかもあり、飲んべえの肝をついてます。

そして、浅見本店さんのすぐそばにあった、一直線のカウンターが魅力的だった角打ちの愛知屋さんはクローズされたとの情報が…。残念です( *´艸`)

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昔の写真です。台風の際、威風堂々の銅板看板が落ちてしまったそう( ;∀;)
今や再現できない貴重なものが( ;∀;)

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ゆで卵と樽酒、これがなかなかの好相性!

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愛知屋さん( *´艸`)

https://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140306/14032884/

酔漢のディズニーランド大井町(アトラクション=居酒屋)。「肉のまえかわ」さんをはじめ、9割がたしまっていて、とても静かでした。今月末までは静かそう…。

そんな中、長年うかがわせていただいている「たら福」さん、再開していました(^^♪ 女将さんが切り盛りする温かな居酒屋で、女将さんのコメントが面白くて笑っています(コメンテーターになれば面白そう)。酒もお料理も400~500円。家庭料理ですが、これが何を食べても美味しいんです(^_^)

数年前に耐震の関係で、昭和レトロな内装から現代感覚の空間に変貌。その件で女将さん、大後悔していることがあるとポツリ…。何だろうと耳を傾けると、「改築前の外と店内の写真を、1枚も撮影していなかったのよ~」とのこと( *´艸`)で、肩を落とされていました(これは大事件!しかし1枚もとっていないところが女将さんらしく、さすがだ…)。

現在、食べログに上がっている外観、内観写真を見ては、懐かしんでいるそうな…。

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濃厚なウーロンハイ400円


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そうめんサラダ500円!

昔の様子はこちらに↓
https://tabelog.com/tokyo/A1315/A131501/13083838/

お酒大好きな同志が集う赤羽の酒場で、圧倒の人気を誇る「立ち飲み いこい」さん。御大より5月7日~形態を変えて再開すると拝聞していたので、うかがってみました(^_^)。

本店はクローズ、朝7時開店の支店のみ営業していました。「待ってました!」とばかりの人の入りで、酒仙は再開を望んでいたのですね。

そしてコメント通りに感染予防対策をされていました。相席ではなく一人1テーブルが与えられたうえに、席と席の間隔があいていました。また、キャッシュオンデリバリではなく最後にまとめて会計。さらに、人数制限をかけていました(帰るころには屋外に待ち客あり)。

しばらくは7時開店、19時30分閉店のようですが、モーニング酒を飲めることには変わりなし!早起きは三文の徳酒(?)、客少なめの狙い目タイム!!早起きして行ってみようか!(^^)!コロナ禍に気を付けつつ飲酒です。


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酔っている人、入店お断り…はい、留意します( ;∀;)


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緑茶割り290円


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手作りポテサラ110円!

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あさりのぬた!150円

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手ぬぐいもまだありました~

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本店はクローズ

https://www.sunh.biz/

天気がよかったので、暴れん坊将軍(真相不明)八代吉宗が手がけた飛鳥山で知られる王子へ。親水公園は(HPhttps://www.city.kita.tokyo.jp/d-douro/bunka/koenichiran/otonashishinsui.html)、新緑が茂り、涼しげな影を落としていました。

その足で108年続く「山田屋」さんへGO(^^♪。昭和の趣ある空間、味わいのあるテーブル、歴史の時を刻む時計など、遺産ともいえる100年酒場です。5代目は書家で、日展にも出品しているほどの腕前。展覧会のように壁に張り巡らされた達筆の短冊はすべて5代目の直筆。技が光ります。私も7歳から書を続けており、毎年中国の展覧会に出品しているのですが、今年はコロナ禍の影響で開催が延期に…。芸術への影響も感じます( *´艸`)。

いつものようにセルフで炭酸を出して、焼酎をオーダー。シュワシュワした炭酸がプハァーうま~~いの一言。家飲みと比べ、なぜこんなにおいしいのでしょう…。ハムカツ190円、そば入りの半熟卵270円、こはだ酢をお供にいただきました。現在は、20時までの時短営業のもよお。

今月までお休みの居酒屋さんが多いようです( ;∀;)。DSC_1001
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日本の都市公園100選だったんですね


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こちらのご予約席は毎日通う常連様のための貴賓席

ギネス社に提案したい「ギネス」の短冊

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一福さんは今月いっぱいお休み。美人ママの拝顔しばしお預けなり( *´艸`)

https://tabelog.com/tokyo/A1323/A132303/13012322/

低価格で中華そばを味わえる店として、首都圏で幸楽苑さんと人気を二分する「中華食堂 日高屋」さん。「チョイ飲みできる店」としてお店も自ら推奨http://hidakaya.hiday.co.jp/entry/when.html!キリン一番搾り生ビールやハイボールがなんと税込み290円!生酒、ホッピーセット400円まで置いてある本気モードで、昼から飲んでいる姿を目にします。

餃子でサク飲みしたい際に伺わせていただいていますが、久しぶりに行くと、この環境下、猛者2組が昼飲みに興じておられたので、その中に参戦!

席をみるとコロナ禍につき2つ開けて座るよう、カウンターやテーブルの上に「ここの席はダメ!!」との厳格な指示書が置いてあり、安心。そして驚いたのがおつまみが増えていたこと(少しご無沙汰している間に…)!!ちくわの磯部揚げ、銀杏のオリーブ漬け、チーズ巻きなどなど、要望があったのでしょうか、開発部の心を感じます~!(^^)!

日高屋さんは1973年埼玉で来々軒からスタートー>1993年らーめん日高となり(都内では赤羽が1号店、行きました!)ー>この形として新宿に1号店をオープン。現在は約600店舗あるそう!昼にサク飲みしたいときに、街で「日高屋」さんないかなとキョロキョロしてしまうほど心強い味方に\(^o^)/

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席は2つ開けて座るよう指示

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窓も開けてありました

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http://hidakaya.hiday.co.jp/

この日は大好きな「牛太郎」さんの昼の部(私が勝手につけました~)へ久しぶりに!(^^)!。御大もお元気そうでホッでした。

まずはおしんこう100円を!春夏はきゅうりなのですが(冬場は白菜)、生姜入りでこれまた妙味なのです。そのほか、玉ねぎ入りのシチューのような煮込み130円、つくね明太子210円、しろ、かしら110円などをいただきました。

注文する際、「我先に」ではなく、ぜひぜひ手の空いている時や聞かれたらオーダーを( ;∀;) 暑い中マスクしながらの作業に加え、コロナ禍に気遣いながらで、普段の倍以上の疲労なんだそう。毎晩、閉店と同時に疲労で寝込んじゃうんだよと、じょうさんから聞いたのです…( *´艸`)。これはどのお店にもあてはまっていそう、労りの心、思いやりの心ですね(*^-^*)。

また、こんな時期なので他のお客さんのお体を考慮し、新規のお客さんはお断りしているとのことでした。

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店内風通しがよく、心地よかったです!

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フランスパンにつけたいほどの濃厚さ!


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ハイッピーも!!

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https://tabelog.com/tokyo/A1317/A131710/13010917/

横浜駅周辺で一番飲んべえでにぎわう鶴屋町に、2016年に登場した「CRAFTSMAN Craftbeer&Mex×Italian」。国内外から厳選した31種のクラフトビールとメックスイタリアン(メキシカン×イタリアン)が楽しめるお店です。現在は16時~20時と、時間短縮&メニューをしぼって営業しています。広い店内を貸し切り、カウンターへ着席。

クラフトビールはハーフ国産530円(海外630)、パイント830円(890)と全種一律価格で飲むことができます。宮城県を盛り上げるべく自社醸造にも着手し、「ブラックタイドブリューイング 南部遠征IPA」というビールを生み出しました。柑橘が効いたさわやかな味でおいしかったです。

自粛につき、最近、クラフトビールのテイクアウトが流行中。専用のグラウラー3980円~で持ち帰ると、自宅で注ぎたての味を楽しむことができます。1ml国産2.5円~、海外2.7円~販売(でも店が一番!(^^)!)。

そしてこちらは「大衆酒場ビートル」さんを手掛ける「プロダクトオブタイム」さんのお店。ネオ大衆酒場のビートルさんといい、メックスイタリアンといい発想がすごいです(*^-^*)


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グラウラー&グラスビール2
グラウラーもおしゃれ!

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前菜盛り合わせ690円!大好きなポテサラ~~!(^^)!


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https://craftsman-craftbeer-yokohama.com/

炭火で焼く鮮度抜群のもつを供する店としてオープン以来、大人気の「もつ肉店」。「宮川橋」「都橋」など神奈川県内に何店舗か展開していますが、うかがわせていただいているのが「関内店」。1階は立ち、2階はテーブルの構成で、16時開店(再開しています)。
たん、たたき、つくね、ささみなど130円~で30種ほどあり、各串がたれや塩などから選べますが、あればおすすめがネギ塩で、絶妙なのです(*^-^*) 

こちらは、黄・白・黒と全種類のホッピー420円(セット)がそろっているのもポイント!黄はなかなかないのでホッピーファンにはたまりません。焼酎はキンミヤ焼酎主体で、ボトルキープ990円の安さ!!

さらにボトルキープすると、もれなく1番などの番号札が授与され(流された番号札から選べたり)、客は番号を死守するために、足繁く通うのです(キープ1カ月。私は何度か流されリタイヤ((+_+)))。そのボトルは殿堂博物館の宝物のごとく、店内の冷蔵庫に大切に陳列されています。

ちなみに、桜木町ぴおしてぃにある「大衆食堂2.0 とぽす」ももつ肉店の店。同じ料理内容なのですが、同フロアで似ている店名があるため、「もつ肉店」の名の許可が下りず、違う名前をつけたそう。厳しいんですね…。

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静か…

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黄色(レモン)をいただきました

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ポテサラが美味しいんです!量が多いので、ハーフ270円を

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https://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140104/14046893/

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