中沢文子の酒場ふらふら

立ち飲み・古典酒場・せんべろ・銀座のバー・ワインバーなど、あらゆる酒場を徘徊し、昼飲みできる酒場、女性一人でも飲める店も紹介。昼飲み、ぬる燗、焼酎割り濃い酒場、下町ハイボール研究。 TVチャンピオン~極み KIWAMI~「せんべろ女王決定戦」に出場。2020年ベクタービールとコラボビール「QPA」を発売し完売。 「わざわざ行きたい神奈川・横浜 酒場巡り」(KADOKAWA)、「白昼堂々!東京極楽酒場」(昭文社ムック)、「名酒場と大衆酒場」(ぴあ)、「日本酒の世界」「ウイスキーの世界」(ぴあ)などのムック、ハッケンジャパンhttps://hakken-japan.com/columns/nakazawafumiko/ 【横浜・野毛】昼飲みにおすすめのお店12選!https://www.jalan.net/news/article/678573/ などに執筆。

2020年11月

食事もでき、お酒も飲める食堂飲み、大好きです!

激辛料理を出す店が連なり、激辛ストリートとして知られる「芝商店街」のはずれに「浜松屋食堂」さんがあります。鹿島家さんと仲がいいので、古いと思われます。

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忘れたころに伺わせていただいています。きんぴらごぼう200円、豚汁150円、とんかつ500円、アジフライ350円、焼き魚350円などなど、安くてお酒の肴になる食堂メニューがズラリ!オーナーがマカサラを筆頭にすべて手作りしてます。

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テーブルのほか、小上がりもあり。オーダーは奥のレジで行い、その都度支払います。

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伺うと必ずお願いするスパサラ200円


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ハイボール400円。ウイスキーの香りが濃厚、色が濃くて氷もうっすら見えるスゴサ。そうなんです、すごく濃いんです!(^^)!

あまりにも濃いので、その昔、どれくらいウイスキーを入れるのか観察したところ、女将さんがウイスキーボトルを手にガバッとグラス半分は入れていて、そりゃ、濃いわけだと…!

そのほか、ビールなどもあります。

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日本酒ではありません、お水です~~。湯呑が可愛い。

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カレーライス500円。具は王道の豚肉、玉ねぎですが、煮込まれ味が凝縮されています!

昼は女将さんが主体で、夜は息子さんもサポートに入ります。

ゆる~~い雰囲気で、心和むいいお店です(^_^)

芝商店街には、いい店が眠っています。

https://tabelog.com/tokyo/A1314/A131402/13105139/

ピルスナーの本場チェコのビアコンペ2014GOLD BREWRRS SEAL』でアジア人として初優勝した鈴木さんの店がこちら。昔はこちらの関内店で醸造していましたが、限界があるので、戸塚に醸造所を作り、そちらで醸造しています。

この日は本当に久しぶり(^_^)

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時間がなかったのでサクのみです。

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いろいろな賞を獲得しています。

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時間がないので、料理は断念。おいしいんですよ。

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ベイピルスナー5.0% ハーフ700円。やはりこれからスタートです。本場チェコ産の最上級ザーツホップ(Saaz)を使用し、伝統的製法「トリプルデコクション」によって麦汁を煮込む作業を繰り返します。ザーツホップの爽やかなアロマと、独特のカラメルフレーヴァーが特徴のオールドスタイル・ボヘミアンピルスナー、とのこと。


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ウイークエンドジャーニーホワイト ハーフ700円。フンワリスパイシーでフルーティな香り。飲みやすいです!

何回か取材もさせていただきましたが、やはりうまいな~、上品というか、きっちり味が出ているというか。丁寧に愛情もって作っているのがわかります。

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関内、良い街ですね~~!!

横浜はビール発祥の地だけに、ブルワリーがいっぱいあるので、ホッピングおススメです!

https://www.yokohamabaybrewing.jp/official.html


コロナウイルスの真っ最中、4月1日に「港区立伝統文化交流館」がオープンしました。こちらは23区で現存する唯一の木造の見番所です。一度閉鎖されましたが、保存活用を望む声を受け、一般開放されるにいたります。コロナウイルスによる自粛時は休館だったりで、やっとうかがえました。

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1階は撮影不可ですが、貴重な資料を目にできます。目黒雅叙園を作った細川力蔵が創設者。当時、この一帯は目黒雅叙園のような絢爛豪華な建物が林立して、それはそれは華やかだったそうです。今はそんな面影がみじんもなく、想像がつきません…。しかも、細川力蔵が、芝浦の町内会長だったそう!!
ベンツのヤナセさん(梁瀬商會)も大正5年創業と、かなり昔からあったんですね。歴史がわかりました。

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磨りガラスの窓。今や宝物ですね。

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格子天井が印象的な2階大広間はかつて百畳敷と呼ばれ、花柳界の競演の稽古が行われていたそうな。柱が一本もありません!!数か所、壁を補強したそうです。目黒雅叙園にも百段階段があり、百が好き?


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薄暮も美しい!おすすめです。

https://minato-denbun.jp/about/

何と、100種の日本酒グラス250円~立ち飲める「名酒センター 浜松町本店」が、コロナウイルスの影響で明日27日をもって閉店してしまいます。昼2時から飲める名店がまた1つ消えてしまう…。

全銘柄200円均一、3杯500円という驚きの価格で放出しているので、さよならをしてきました。
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前の広い店からこちらに移転して、そんなにたっていないんですよね…。

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かたじけねえは名酒センターのオリジナルで超軟水で醸した1本。新潟 越後酒造の越の八豊 純米酒は衝撃の味!まるで水のよう、これが純米酒???サイトにも自信作とあり。参りました
http://echigoshuzojo.co.jp/product/%E8%B6%8A%E4%B9%83%E5%85%AB%E8%B1%8A%E3%80%80%EF%BC%8D%E3%81%93%E3%81%97%E3%81%AE%E3%81%AF%E3%81%A3%E3%81%BD%E3%81%86%EF%BC%8D%E3%80%80%E7%B4%94%E7%B1%B3%E9%85%92/


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世界一統の南方 純米吟醸がありました!芳醇ながらキレがあり、3杯で500円は申し訳ないですが、いただきます(^^♪

最後は居合わせたお客さん同士でどれがおいしかったと意見交換がはじまり、みんなでおすすめを飲んでました。
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隣の方より、これはぬる燗で飲むべしとの命でセルフでつけました、200円。

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続いて意見交換の末、こちらもいただきました。

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塩辛400円をつまみながら。日本酒の方が安いなんて…。

ちなみにコロナウイルスにつき現在予約制で、ネットから予約しないと入店できません。

これからは御茶ノ水店に行きます。


https://nihonshu.com/hamamatsucho/

店内も渋いお店が多い堀切菖蒲園ですが、リニューアルして美しなったのが「酒酔(ほろよい)」さん。初見の女性でも入りやすいです雰囲気なので、初心者におすすめです。

この日は久しぶりでした。

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ホールは女将さんが仕切りますが、これまた美しいのです。年齢不詳ですが、恐らく私より上だよな…。

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カウンターに先客あり。主とのマンツーマンカウンターには、なかなかふみこめずにいます。

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一人鍋でもOKなところが、肝を突きます。

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料理は300円~の堀切菖蒲園レート。今日のおすすめはこちら。ホワイトボードから選ぶことが多いです。


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エナジードリンクは、キンミヤ焼酎に炭酸、レモンのゴールデントリオです。うまい!


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穴子の天ぷらをいただきました。このボリュームで680円、満足です!こちらのお店はボリュームがあるので、いつも一皿オーダー。

梯子酒やいろいろな料理を楽しみたいなら、朝から絶食か、数人での訪問がおすすめです。


ゆる~~~い雰囲気がたまりません。流れる時間、空気がなんか違うんですよね。

ごちそうでまでした~(^_^)

前回の記事
http://fumikonakazawa.livedoor.blog/archives/cat_368740.html

https://tabelog.com/tokyo/A1324/A132403/13075157/

コロナ禍の影響で、赤羽橋の立ち飲み「河米 伊藤商店」が閉店してしまいました。
名酒場がまた1つ消えてしまいました。

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その足で「クラフトミート」さんへ。国内中心に20種のクラフトビールが飲めます。
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迷ってしまいます…

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換気もなされていて、コロナ対策も万全です。

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飲み放題は1500円!一人からでもいいようです。

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20種どの種類でもハーフ450円、パイント750円の一律価格。クラフトビールを作っているブランド店より安いのが魅力。すばらしい!!!企業努力を感じます。


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IPAが飲みたかったので、出だしから、雷電カンヌキ IPA オラホビールです。IPAらしい柑橘系で、後味の苦味がたまりません~!
カンヌキのようにスポッと抜ける爽快な味をイメージしたのか??

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春菊サラダをお願いしました。個人的に大ヒット!春菊はカロテン、ビタミン豊富で、生でも味わえます。

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エール、黄桜のLUCKY BREW

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ベクターブリューイングのねこぱんち。ロングセラーの定番ビールです。
その名の通りねこがパンチしたような軽さ、初心者の人も飲めるよう作られました。


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ベクターブリューイングのグランクリュ。リンゴのようなアロマが魅力ですが、9.0と危険な度数です。

グランクリュ、ワインをイメージ??

ごちそうでまでした~(^_^)

https://lifeart-navi.com/rest/craftmeat/


この日は恵比寿仕事で「さいき」さんにうかがえました(数週間前です)。
「さいき」さんも通所歴が長く、20年以上。酒場でのルールを一番教えていただいた場所かもしれません。
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さいきさんは各界の先生方の通所が多いのですが、暖簾をくぐったら肩書を捨てて「ザ・セイム」というルールを教えられました。肩を並べて、いろいろな話をしました。たわいのないことでも面白く、今でも楽しい。

人生の糧になることを教えて下さった酒飲みの先輩方に出会えたことが、本当に幸運です!

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口開け、一番のり!!この黒板の下が、作家吉行淳之介さんの特等席だったそうです。

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毎夜人が飲むことで味を増した空間は変わらず、年々渋みが増しています。変わったのは数年前にエアコンが付いたこと、トイレが洋式になったことでしょうか。

エアコンの設置前は、夏はうちわ、冬は灯油ストーブで凌ぎましたが、風情がありました。

牛太郎さんは現在もうちわにストーブ。それがまた風流です!

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生ビール500円、さいきさんの生はすごくおいしいです(^_^)

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白子ポン酢があったので、いただきました~、とくれば

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日本酒一合500円です。一ノ蔵か賀茂泉から選べ、ぬる燗につけてくれます

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熱燗つけ器があるんです~!!

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お新香。60年以上の年季の入った床でつけます。さいきさんのお新香は本当においしいですが、19時前は出していただけないので注意です!!

お店の方も常連さんも良い方ばかり。長く続いてほしいです。

https://tabelog.com/tokyo/A1303/A130302/13001714/


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うかがった日も、静かな大井町。

大井町で戦後から続く(おそらく大井町で最古参)「たら福」さん。二代目女将の家庭料理を400円~味わえますが、これがどれもおいしいのです!!DSC_1032
躯体の関係で数年前に改築しました。喫煙OK、黒帯級の常連様が集い、喫煙率高し。吸わない人がレアな酒場かも…。

少し入りづらいかもしれませんが、初見もOKです。事実、会社に入ったばかりのフレッシュな男性が通所し始め、メンバーに加わりました。

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お酒がリーズナブルで、サワー類、焼酎400円、生ビール450円!

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ウーロンハイ400円。ちなみに席はカウンターメインで、パーティションで仕切られています。
4人掛けのテーブル席1つあり。

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お通しはまぐろでした。下にはわかめ。細かい部分にも仕事が行き届いています。女将さんさすがです(^^♪

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たら福さんへの通所歴10年以上になります。あまり気にしていませんでしたが、芋焼酎でも好きな島美人が400円だったのでいただきました。今更気付くなんて…。もちろんロックです!

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その昔大ブレイクした明るい農村500円。芋イモしいですが、後味はマイルド、おいしいですね~!(^^)!

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茄子の炒め物550円。ウインナーが入っていてボリューム満点。たら福さんの料理は一皿でおなかいっぱいになります。

いろいろな酒場に通わせていただいていると、各酒場で常連コミュニティーができ、数酒場会員です。
たら福さんもその1つ。この日は大常連様の誕生会でした。私も今年祝っていただきました。
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久しぶりにショートケーキをいただきました。日頃、甘いものを召し上がらない常連様たちも「ショートケーキ、たまに食べるとおいしいね」とのコメントでしたWWW

我が家のようにフラリ立ち寄れる温かな雰囲気で、女将さんのこだわりから価格もリーズナブル。
常連様たちも面白くていい人ばかり、大好きな酒場です~!(^^)!

https://tabelog.com/tokyo/A1315/A131501/13083838/

この日は、肩腰の疲労が耐え切れず、カイロに行ったあと、晩御飯です。

田町駅ほぼ直結。場所は、有名な立ち飲み「やまと」さんがあるビルの3Fです。
知っている人は少ないでしょう~!(^^)!
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着席のほか、立ち飲みもある素晴らしさ!
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お客さんはまばら。幸泡とかいて、ハッピーアワーというようです。

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何と日本酒が380円なのです!企業努力を感じます( *´艸`) メジャー酒蔵を網羅しています!

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小ぶりなので8勺くらいでしょうか。まずは静岡県神奈川醸造所「正雪」特本。少し吟醸香がありましたが、すっきり辛口。掌に降った雪がスッと解けていくような喉ごしでした。

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料理も180円~。いかの塩辛、梅水晶など、飲んべえの心を熟知されています。

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刺し身の禁断症状、本日の鮮魚3点盛り580円をお願いしました。まぐろ、サーモン、かつおだったと思います。

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香川県西野金陵「金陵」普通酒 超辛口380円。社会とはどんなものなのか夢見るフレッシュマンのようなウイウイしさ、さわやかさ。

16時30分~飲め、駅直結で、いいお店です。サクのみしたいときに最高です!

ごちそうさまでした~!

https://tabelog.com/tokyo/A1314/A131402/13028929/

この日は、湯島仕事で、元会社の後輩が贔屓にしている「酒席 太郎」さんに再訪しました。

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常連が集うアットホームな店。2回目ですが、覚えていてくれました\(^o^)/
常連さんは、品のいい、学に関係のある方が多いようです。

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瓶ビール大で疲れを取ります。

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カウンターに並ぶお惣菜に、何にしようか迷っていると、お隣の方から
穴子天ぷらをお願いしたいが、量が多くて食べきれないので半分ずつにしないかと打診あり。

太郎さんは量が多いので、少な目でのオーダーがベターです!

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ハーフサイズでこの量!!穴子の天ぷら大好きなのでラッキーでした。
香ばしく、身がふっくら。

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今回は日本酒に移行しました。山形県樽平酒造の住吉。辛口の樽酒です。
上品な香りと味わいで、米の旨味も感じました。精米歩合60%。
言葉であらわすなら、色に染まって美しさを増した40代女性というところでしょうか。
ぬる燗でもおいしそうです。

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お通しはかぼちゃのにっころがしでした~。

さすが元花街・湯島。女将さんも粋で、お客さんもみないいかたばかり!
心安らぐいいお店です!

ごちそうさまでした~!

https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131101/13022905/


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