中沢文子の酒場ふらふら

立ち飲み・古典酒場・せんべろ・銀座のバー・ワインバーなど、あらゆる酒場を徘徊し、昼飲みできる酒場、女性一人でも飲める店も紹介。昼飲み、ぬる燗、焼酎割り濃い酒場、下町ハイボール研究。 TVチャンピオン~極み KIWAMI~「せんべろ女王決定戦」に出場。2020年ベクタービールとコラボビール「QPA」を発売し完売。 「わざわざ行きたい神奈川・横浜 酒場巡り」(KADOKAWA)、「白昼堂々!東京極楽酒場」(昭文社ムック)、「名酒場と大衆酒場」(ぴあ)、「日本酒の世界」「ウイスキーの世界」(ぴあ)などのムック、ハッケンジャパンhttps://hakken-japan.com/columns/nakazawafumiko/ 【横浜・野毛】昼飲みにおすすめのお店12選!https://www.jalan.net/news/article/678573/ などに執筆。

2021年01月

野毛で開店前から大行列の「焼鳥 末広」さん。コロナ禍の影響から、並ばずに入れるようで、昨年伺った日もすんなり入れました。この記事は野毛せんべろツアー番外編です(*^-^*)

昭和28年創業、屋台から始まり、現在、2代目、3代目が立ち、焼きは主に3代目とその従妹の殿方が担当しています。
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ビールから始めましたが取り忘れ…。酒は、ビール、焼酎、日本酒、ウイスキーのみです。
前回の記事ですー>https://livedoor.blogcms.jp/blog/fumikonakazawa/article/edit

日本酒へ移行しました。たぬきの徳利で提供されることから「たぬき」と呼ばれています!銘柄は白鹿。

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レバ230円が絶品なのです!中がトロっとしていて、レバが苦手な人でも食すほど!継ぎ足しの甘辛いたれも絶妙です。

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ねぎ肉230円、ぷりぷりで、ねぎの甘みも引き出されていて大好きな1本。

こちらの肉は長方形に切られているのが特徴。普通は楕円形の店が多いんですよね。旨味を考えたうえでこうなったそう。


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どんこは大きくて食べ応えあります。

末広さんのルールは①1種2本以上注文すること
②肉の味・バランスを考えて刺しているので、串から抜いて食べるのはご法度とされています。直訳は「そのまま食べろ」ということなんですが、ルールに従い味わうと納得のおいしさです!

皆さんに喜んでいただき私も幸せ!!

ご主人もお元気そうでよかったです、ごちそうさまでした~

https://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140102/14000551/


高騰している恵比寿ですが、リーズナブルに飲める店が「焼鳥 かおる」さんです。創建2000年前ともいわれている、由緒正しき恵比寿神社のわきにあります。居酒屋さんに囲まれている神社。

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最近はあまりのれんを出さないそう。現在は2代目が店を守ります。

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瓶ビール大530円からスタートです。

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2代目は有名な洋食店で修業したので、グラタン、オムレツなどの洋食がメチャクチャおいしいんです(その店で食べたら何倍額なんだろう…)。しかも一品料理は500円均一!肉料理、刺身、焼き魚など日替わりで10品ほどそろいますが、何を食べてもおいしい!店名に焼鳥とついている通り、初代が焼く焼鳥も100円~ありますが、現在はお休みです。

この価格は持ち家だからできるそう。写真はブロッコリーのグラタン500円!もちろんベシャメルソースも手作りです。本当においしいです(^^♪

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この日は、南部美人、日高見があったので、岩手県 南部美人の特別純米をいただきました。コメのうまみを感じる上品な辛口で、仕事に慣れてきた30代デザイナーがさらなるしかけに挑戦した仕事感。2017年のIWCで受賞している味が、こちらでは420円で飲めます、安い!ほかの店だと倍額だよなぁ…(違う店で800円でした)。

今回は倍額のつぶやきが多かったですが、長く続いてほしいです!!
ごちそうさまでした~!


https://tabelog.com/tokyo/A1303/A130302/13113276/





この日は久しぶりに新橋駅前ビルの立飲み「壱番館」さんにうかがいました。こちらもせんべろできる店として知られています。お美しいお母さま、娘さまが切り盛りしており、女性一人でも安心して入れます。お客さんも紳士が多い傾向。しかも15時~飲めます。


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店内とは真逆な雰囲気の縄のれんがインパクト大!

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こちらはお通しでフルーツが無料なのです!こんなに豪華!!普段果物を食べないので、こちらで初物を口にすることが多いかも。

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お酒は350円~、ホワイトボードに書かれている料理がなんと300円均一!料理はほぼ手作り、300円なのにかなりクオリティ高しです。男子をお連れすると喜びます。

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缶詰なんかもあります。

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クリーンティーハイ350円をいただきました。かなり濃い、焼酎半分は入っています。

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クラムチャウダーがあったのでいただきました。かす汁もおいしいので迷いました…。300円!

ごちそうさまでした~

https://tabelog.com/tokyo/A1301/A130103/13075024/


品川駅で飲んでいた方ならご存知だと思いますが、高輪口を出てすぐ右に50軒ほどの居酒屋がひしめいていたビルがありました。有名なやきとり店、おでんの店など名店ぞろいだったのですが、残念ながら建て直しとなりました。クローズした店もあり、残念、残念でした…。その中の数軒が品川駅と高輪ゲートウェイ駅の間に昨年10月誕生した「品川横丁」に移転しました。

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場所は、本当に駅と駅の中間にあります。

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江戸の人が現代の洋服、奇抜な発想に言葉を失いました!ス、スゴイ…。

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「居酒屋 季穂」さんへうかがいました。

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そのビルの時から、プレモル生ビールとハイボールが200円(^^♪
継続していました。


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フードは350円~。

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プレモル200円からいただきます。客は私のみ貸し切りです。

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姉妹店が中華料理のお店なので、自家製餃子500円が自慢。小籠包のように肉汁あふれジューシー、肉と野菜の黄金比率が秀逸。そのほか、おでんもおすすめです。

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ハイボール200 円。

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サービスで頂きました。駅前ビルの完成は10~15年以上先だそうです。その年まで飲めているのかなぁ…"(-""-)" おかみさんとふたりで首をかしげ

ごちそうさまでした~

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https://www.hotpepper.jp/strJ001262163/




この日は、100年以上続く神奈川を代表する市民酒場・東神奈川「根岸家」さんの飲み納めにうかがいました。常連さんより、「前日混んでいて入れない人が結構いたよ」とのことだったので 、16時の開店時間に行くことに。

以前は2階建てでしたが、駅前の再開発でリニューアル。現在のスタイルになりました。新型コロナウイルスの前は入り口に昔の店の外観写真が飾ってあったのですが、取られてしまいました。

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コの字型のカウンター、テーブル席で構成されています。帳場前のベストシートをキープ!コの字型のカウンター内には湯せんの燗つけきがあります(^^♪ コの字カウンター、いいですね~!!

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根岸家さんといえば鮮魚料理です。その日仕入れた鮮度抜群の魚介類を300円~味わえ、木の短冊から選びます。

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横浜といえばキリンビール、生グラス450円からスタートです。根岸家さんの生、洗浄が行き届いているのかおいしく、一気飲みしてしまいます。

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お通しは無料。冬は切り干し大根、夏はところてんです。

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活たこ刺し500円あったのでいただきました。プリプリで新鮮。

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といえば、ぬる燗です!何もいわなくても白い徳利の精選380円をつけてくれます。おかみさんのぬる燗のつけ具合が絶妙です~~(*^-^*)

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すずき昆布締め550円をいただきました。昆布の味がほんのりついていて、ネットりした触感に日本酒が進みます。すずき、このクオリティ、都内でこの価格じゃ、なかなか食べられないよなぁ…。

年始はいつも店名入りの湯飲みが配られるのですが、中止となったそうです。

https://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140212/14021517/

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

この日は王子にある「山田屋」さんへ飲み納めにうかがいました。その前に「王子稲荷神社」へご参拝。

「王子稲荷神社」は落語「王子の狐」の舞台でもあり、康平年中(1000年代)に征夷大将軍の源頼義より「関東稲荷総司」の称号をいただいた由緒ある神社です。徳川将軍家代々の祈願所でもあり、歌川広重の「名所江戸百景」にも描かれているほどなのです。そういえば名所江戸百景は、上野、亀戸、蒲田、四ツ木など、いい酒場のあるエリアが描かれているかも…。

実は王子は歴史ある街。
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この社の裏手に進むと、おもかる石が置いてある「御石様」があります。叶えたい願いがあれば、願いながら石を持ち上げます。重いとその願いは叶わない、軽く感じたら叶うと言われています。

石を持ち上げても、毎回この重さは、重いのか軽いのかわからないので、微妙ということでしょうか"(-""-)"。ご興味のある方はぜひ。

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「石鍋商店」さんのくずもちとあんみつもおいしさで有名!

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こちらも130年以上続くお店。王子は100年ごえの店が結構あります、江戸から続く行楽地だけありますねー。

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「山田屋」さんも5代続く、100年ごえの老舗酒場。さすが歴史ある街、昔ながらのいい酒場が眠っています。

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いつうかがってもこの空間、落ち着きます。

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料理は100円~。200円台が多いでしょうか。

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まずは瓶ビール550円からいただきました。店の方に注文するのもいいのですが、冷蔵庫から勝手に出してもOKです。というのも、瓶や食器はそのまま置かれ、締めの際にカウントとなるからです。

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煮物250円。1つ1つ手に手をかけこの価格。

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冬場にしかお目にかかれない煮こごり320円。この価格もありえないよなぁ。飲兵衛には助かります。

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芋のお湯割りをお願いしました。2杯分で260円、安い!自分の好きな濃度に割って飲む形式です。
飲兵衛心をよくわかってますね(^^♪

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大好きな半熟卵250円。


ごちそうさまでした~。

http://fumikonakazawa.livedoor.blog/archives/23633494.html


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